ユマニチュード

ユマニチュードとは
フランス語で「人間らしさ」を意味します。


当施設ではフランス発の認知症ケア技法であるユマニチュードの考えを取り入れ、ご利用者様のより良いケアの構築に取組んでいます。

ユマニチュードの語源はネグリチュードで、フランスの黒人の詩人エメ・セゼールが提唱した概念に由来し「アフリカらしさ・黒人らしさ」を「取り戻す」意味が含まれます。
それにならうとすれば、ユマニチュードは「人間らしさを取り戻す」ことを意味しています。
ユマニチュードは、ケアを必要とする全ての人に向けて「あなたは存在している」事を伝えるコミュニケーションの哲学を実現させる為の技法です。

ユマニチュードでは「見る」「話す」「触れる」「立つ」という4つの要素を用いて、出会いの準備→ケアの準備→知覚の連結→感情の固定→再開の約束という5つのステップを一連の流れの中で行っています。
これらのケアにより、ケアを受ける人にとって「自分が人間である」と思い起すことが出来るのです。
そしてケアを通じて「この人となら良い時間を過ごせる」と感じてもらえるように絆を結ぶ事を大切にしていきます。

見る

見る

水平に目を合わせて、正面から、顔を近づけて、見つめる時間を長くとるようにします。水平な高さは「平等」、正面の位置は「正直・信頼」。近い距離は「優しさ・親密さ」、時間の長さは「友情・愛情」というポディティブなメッセージになります。

話す

話す

ポディティブな言葉を用いて、優しいトーンで、穏やかに、歌うように話しかけます。返事や頷き等の反応がない場合には「オートフィードバック」という技法を用いています。 自分がケアしている状況を実況中継することです。

触れる

触れる

手のひら全体で広い面積で、なでるように優しく触れます。5歳の子供以上の力を使わないように意識し、力づくで行わないようにします。

立つ

立つ

「立つ」ことには骨に加重をかけて骨粗しょう症を防いだり、筋力の低下を防いだりするメリットがあります。また血液循環を改善し、肺の容量を増やすこともできます。